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概要

広義として、全てのモンスター、狭義では白饅頭がスキル「眷属作成」で作り出した一連のモンスター群を指す。
作中では白饅頭が作り出したモンスターととかげ族等一部のモンスター以外は眷属としての意識はなく、広義のモンスターを指して眷属と呼ぶことはほとんどない。
この項では主に狭義の眷属について解説する。

作成方法

土と人間やモンスター等の生物の血液を混ぜたものを素材としてスキル「眷属作成」を使うことで出来る。白饅頭自身の血液でも可能である。
初期は白饅頭自身が作成室に赴き直接素材に触れることでスキルを使っていたが、第一部後期には白饅頭にラインのついた針を差し、それを通してスキルを使用して作成している。
これは針を通す形で白饅頭が手を触れたという現象を再現するもの。

種類

大きく分けて人型と機械型が存在する。
人型は感情があるがレベルアップやステータス割り振りは不可能。(経験値を溜める事は出来る)
機械型は植物のようなもので感情がなく、場合によっては動くが基本的に自立移動が出来ない。
その代わり人型と違ってステータスを自由に割り振ることは可能で、レベルアップも出来るが、大きさによって可否と合計量が分かれる。

スキル

白饅頭が作成した眷属には人型、機械型問わず、無限と言っていい程に多種多様な種類のスキルを複数付与出来る。
特に欠損レベルの怪我も治す生体再生、あらゆる病を癒やす病気治癒、肉体を若返らせる細胞活性は人類が持ち得ない特筆すべきスキル。
これらの回復剤は極小のサイズで大量生産が可能。
ちなみに、リメイク前では偵察スキルを付与できなかったが、リメイク版ではスカウターが作られている。
しかし、確認できるのはステータスのみで、スキルを覗く事は出来ない。

大きさ

大きさは極小、小、中、大、極大の5つ。
例:極小(スプーン) 小(皿) 中(銃) 大(人型眷属) 極大(家)
大きさにして中までは元の土程度の重さだが、大になると自重が他より重くなり、機械型はそれが更に顕著で鉄のように重くなる。
重力100というマイナススキルもあり、GMによる制限と考えられる。

能力値

極小10、小100、中300、大500、極大10がステータスの合計値。これは人型、機械型共に同じ。
特徴としてまず極小や極大は機械型でもレベルが上がらず、初期ステータス合計値もたったの10しか存在しない。
大はレベルアップの効率が悪く戦闘には向かないが、最も大きい500のステータス合計値を持つ。
小や中ぐらいの大きさが最も強く、一番効率よくレベルアップが出来るのが中。ステータスも中は300と、大ほどではないが2番目に多い。
サイズ大の人型の能力値は精神300他50。その数値を固定として変動、変化させる事は出来ない。
ちなみに上記は絶対ではなく、新世界のGMによるボーナスにより装甲板は耐久値を1000固定で作成出来るようになるなど、仕様が徐々に変更されてきている。

レベルアップ

機械型はレベルアップが可能だが、レベルが10上がる毎に必要経験値が激増する難点も持つ。
一番効率が良い中型クラスでレベル11まで500、レベル12から1000、レベル22で10000の経験値が必要。
レベルアップで得られるステータスの上がり幅は100固定で、それが均一に分配されて各能力値に20ずつ配られる。
例外としてどれかの能力値を0に設定すると他が40ずつ上がるが、0にした値はレベルアップをしても0のままである。

制限

第一部初期のサイズ中マシンガンは耐久精神運が1、そして素早さが100で攻撃力が197の構成。
重要度の低い耐久精神運を1にし、弾速を得るため素早さに100、後は攻撃力に割り振る形だが、なぜ耐久精神運を0にしないかと言うと制限対策である。
例えば銃に必要ない運のステータス上昇を省く(能力値を0にする)と他はレベルアップ時40の能力上昇を得られるが、代わりに『連射不可』のマイナススキルが付く。
これは不具合型と呼ばれ、遠距離型の武器を連射不可能にし30秒感覚でしか弾を打ち出せなくなる。

他にも眷属兵器は飛翔体が作れないという縛りが存在し、大砲、銃、弓、パチンコ、投石器 吹き矢 機械弓等は全て飛ばない。
あくまでミサイルのように飛ばないというだけであり、手榴弾のように投げたりなど投擲する事は可能。
しかし、第三部にて千年技術を蓄積した結果か、ついに砲が完成した。鉄の砲弾を射出するためスキルで防ぐことは出来ない。
秘訣は眷属製品と物質製品の配分にあるらしい。GM仕様の穴を突いたと言えよう。将来的には飛行機の完成も目指している。

上記以外にも様々な制限があるであろう事を付け足しておく。

寿命

人型眷属は180〜200年程度で機能停止する。機械型はどの程度の期間で機能停止するのかは不明。
人型眷属は機能停止した際ある程度形が残留する。
機械型眷属は機能停止した場合土に戻る。

人型眷属

作中で眷属と言えば多くの場合はこの人型眷属を指す。
感情がある人型の眷属は創造主である白饅頭を第一に考え、白饅頭を愛し、白饅頭の命令に服従し、白饅頭の為なら躊躇いなく命を投げ出せる。
しかしその愛が暴走し思わぬ波乱を巻き起こす事もある。
眷属の性格は白饅頭の感情に深く影響され、優しい母親、情愛を注いでくれる異性、冗談を言い合える友人、厳しい父親など、望む性格になる。
結果として、残虐な性格の眷属を作成するために伝説の幼女を拷問し気分を盛り上げるなど、多少の手間が必要となる。
人と接する機会が多いものは人種を問わず美しい姿をしているが、建築眷属と呼ばれるものは人間離れしたものもいる。
第一部初期のものは性器を持たないが、ある時期から性器を備え、人類の男性を籠絡させる役割を持つものが作られるようになった。

人型眷属の分類

ステータス上の差異はなく、性格や見た目で分類される。
ローゼンタイプ
白饅頭が最初に作った眷属群。白饅頭が人間であった頃みたアニメのキャラクターを模して造られている。
性格や性能は代によって差異があるが、一部の例外を除き白饅頭の側近、あるいは拠点内外の重要な職務を任される。
その他の特徴として程度の差はあるが白饅頭の意向に逆らうことができ、特に三代目翠星石ではそれが顕著であった。
事務系
第一部での分類。
見た目は日本人、西洋人様々である。戦争を嫌がる性格なものも多いが、それ以上に人間に隔意を抱いている。
軍事系
第一部での分類。外見から読者からは艦娘型とも。
ステータスの不備やレベルアップができないことからとかげ族加入後は前線に立つことはなかった。
装備開発やとかげ兵の教育、戦況のオペレート業務など軍事関係や、人畜の管理などモララーの暗部に携わっていた。
  • 金剛系
第三部での呼称。人畜や金剛牛の管理育成を一手に手掛ける眷属。第一部では軍事系眷属(重歩)型に分類されていた。
対外用(モララー人)
対新日本との戦争に備えて作られた西洋人型の眷属。
人鬼との誤認を目的としての外見であったが、後にモララー人として新日本に出入りするものはこれがスタンダートになる。
特にモララー人として作られたものは性器を備え房中術を習得し、多数の日本人男性をハニトラでひっかけた。
  • ホロ型
第三部での分類。けもの耳やしっぽを備えた獣人タイプの眷属。ダリプシーと似た容姿である。
建築眷属
白饅頭が作り出した眷属。土木型とも。ある意味ではモララー最大の主力部隊。
疲労・睡眠・食欲などもなく、ただひたすら工事を行うことができる鋼の戦士たち。
リメイク前の同じような眷属は会話することができたが、1部で登場した彼らはガヤガヤとしかいわない。ただし雪風や食堂のおばちゃんなどの眷属には何を言っているかわかる模様。
雪風いわく感情は持っていないとのことから、厳密には人型とは異なるようだ。
モナー型・八頭身モナー型・ショボン型などがある。

その他眷属の分類

それぞれの用途ごとにステータスの差異が大きく、性格などの個性はないが外見は全く違う。
機械型眷属
自動車型や家型、装甲版ややかん型など多様な種類がある。
中でも銃や槍や剣といった武器型眷属はモララー軍の主力をなしている。
土人形トカゲは死亡後に遺体の形が残らず全て土になったことからして機械型だと推測。
動物型眷属
ネズミ、鳥、犬などのタイプが存在する。
諜報や索敵・周辺警戒、連絡などで活躍する。
中でも諜報においては重要な役割を担い、数多の重要情報をもたらしている。

新型眷属

仕様が変更された眷属。
容量ストックが追加されたので今までよりも飛躍的に負担が軽くなった(以前は二週間不眠不休で缶詰の時も)。
しかし作成された眷属は安定せず、意図しない形で生み出される事も多い。

人型眷属。

溜め込んだストックで生み出された人型の眷属。
能面と呼ばれるほどに感情が殆ど無く無口な場合もある。非常に癖があるが、どれも教育すれば一応は使えるようになる。

エラー眷属。

人型とも機械型とも言い辛いあらゆる要素が混合した奇妙な眷属。
その時に見ていたテレビや会話内容などに影響され作成される。自立を目的としているためどれも足があるのが特徴。

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