アマゾン作品まとめ - 用語集(ネタバレ注意)

あ行

  • アクラー党
ユグドラにおける野党の名称。党首は鮫川アリス221世。
原典の歴史や宗教を偽典とし、世界は神樹教で統一されるべきだという過激な思想を持つ。
  • 磯野
・E世界においてはなんの変哲もない田舎村である。しかしU、A世界ではBETAにより滅びゆく世界と言う現実を直視したくない者たちが暮らす集落になっている。
  • うつつ
・一族および原典主要人物のみが有する固有の見た目のこと。一部の例外を除きモブにはこのうつつが無く、一族にはネコのような何かに見える。ただし、自分に「やる夫」と名付けることで回避することも可能。
 うつつが見えるかどうかは個人差も大きく、それは「深度」と表現される。中にはやる夫命名法が効かないほど深い深度の目を持つ一族もいる。
 一族は世界によって色々なうつつになるが、気に入った姿で固定している者も多い。
 ユグドラにおいては皇族が名づけることで全ての国民にうつつを付与している。名前によって自由に容姿を決めることが出来るため、美人やイケメンのうつつは高額*1で取引される。
 
  • ウルトラシノンちゃん帝国
・モララー跡地に存在したモララー棄民コミュニティの名称。
 命名はシノア(シノン)。やる夫とシノアが政略結婚した後はどうなったかは不明。

か行

  • 観測者
・本筋で使えそうなキャラを見繕うためブックワールドに派遣される存在。タチコマや「まどか」などやる夫一族に縁のある者が多い。
  • 隠れ里
・藤原千佳が園子ファーストを使って創始した村のこと。この地で生まれた一族はみな次元刀と言うスキルを保持しており自由に世界を行き来することが可能。
 原典に関する知識はユグドラに引けを取らないほど高度である。また、村の方針として産むのは女子のみとされている。*2
 鳳凰院れんげらの働きもあり、白銀島に発展する。
  • 概念
・スキル同様、一族が引き継げるモノ。
 白銀安芸はこれを利用してタイムマシンなどの道具を作成している。
・崩壊世界にて、かつて日本人だった人々が形成している勢力。幾つかの巨大なシェルターから成る。技術力・生活レベルともに非常に低く、二番目の世界線では
 パパやる夫ら三人だけのコロニーに負けていたほど。
  • 原典
・古くはルル太時代からある言葉。白銀・藤原登場後は原典世界のもとになった物語のことを指す。
  • 原典世界(ブックワールド)
・ブックワールドの白銀・藤原両一族における呼称。詳しくはブックワールドを参照されたし。
  • 原典人
・原典世界(ブックワールド)に住む住人のこと。時に知らず藤の精神崩壊の一助となり、すぐにリセットされるからと大量殺戮されたりする。基本良い扱いはされない。
  • 原作溜まり
・主要な原作キャラの周りには同原作のキャラの見た目をした者ができやすい現象のこと。例えば、元GM(かぐや)の実子二人と彼女が親しくしているエヴァの娘は
 すべてかぐや様は告らせたいのAAである。
  • 皇家
・始祖である御行の能力を継いだ五人、つまり園子、しまりん、なでしこ、京太郎、安芸を始祖とする血族の中でも皇家として籍を置いている者を指す言葉。
 ユグドラ皇帝の座に就くことが可能。
 ユグドラにおけるインフラ・医療などを担っており、彼ら無くしてユグドラは成り立たない。
 かつては藤原の皇家も存在したが、2000年前のの藤原皇家が子孫を残さなかった為途絶えたことにされた。(実際には残っていた。)
  • 皇族
・皇家から除籍されたユグドラ皇家及びその子孫を指し示す言葉。皇家とは明確に差別化されている。
 藤原・かぐや・園子曰く、「皇族はあくまで白銀に属している一族で、皇家は帝室として置いた由緒正しい家だから皇家の方が扱いが大きいのよ」*3とのことである。

さ行

  • ししゃも(死者獣)
・崩壊世界を徘徊する化け物の北における名称。高位で強力なものであるほど見た目が整っている。
  • 神術
・崩壊世界の住人が使う魔法のような術。傷を再生させたり水を産み出したりできる。
 一部のハンターはこの術を用いて戦う。
  • 知らず藤(知らぬ藤)
・藤原七実によって作られた単語。当初は「藤原七実の考える藤原一族」らしくない藤原を指す言葉だったが、後に白銀も含めた自分の特性を知らない一族全般のことを指すようになった。
 先輩一族からはみんなが通った道という事でだいたい優しくされるが、馬鹿にされたり無知故に疎まれたりする事もある。
 ちなみに「極み藤」*4という単語もあるがこちらは流行らなかった。
  • 白銀一族
・漂流者のうち、白銀御行を共通の祖先に持つ一族のこと。似た存在である藤原一族との決定的な違いとして、世界に発生する際は原典人の子供として産まれるというのがある。
 モララー宗主国の調査によると藤原に力で劣るが繁殖力に優れており、なでしこ(JBR)の出現により一族全体の力関係も逆転したらしい。*5
 一族は大別してメイザース系、原種系(白銀5神系)、白銀島世代に分かれており、さらに原種系の中でもユグドラ産まれや隠れ里生まれなどの違いがある。
 一般に藤原よりも危険度は低いとされているが、大体病んでるかどこかぶっこわれているので結局危険。
 基本は「白銀・個体名・系列名」という感じの名前だが、白銀島世代の中には系列名を名乗らない者も居る。
 詳しくは こちら
  • 白銀5神
・原種とも呼ばれる。終末世界で産まれた子供たちのうち、始祖である御行の能力を継いだ五人、つまり園子、しまりん、なでしこ、京太郎、安芸を指す。全員がスキル、コノハナサクヤを持っている。
 グウィネヴィアを祖とするメイザース系を除いたすべての一族がこの五人の内の誰かを祖先に持つ。
  • 白銀島
・白銀の隠れ里が発展した姿。鳳凰院れんげが中核となり運営されており、圧倒的な軍事力から統合世界でも強い影響力を発揮していたが最終的には崩壊したらしい。
  • 白饅頭
・上位存在に命を狙われている存在。現実世界の「多世界循環プロジェクト」とそのロボットのメンテ役である誠の残骸である。
 最期はみゆきにすべてを託して自殺したが、本当に死んだのかは疑わしい。
 詳しくはアマゾンの前作「白饅頭は人類絶滅の夢を見る」を読もう。
  • 神樹様
・ゆゆゆ世界で信仰されている神で、御行の精神的支柱となる。
 ユグドラにある神樹様は枯れてしまっていたが御行が触れた瞬間蘇った。
  • 神類撲滅連合(じんるいぼくめつれんごう)/神撲連(じんぼくれん)
・JBR(白銀・なでしこ・なでしこ)が所属している連合。「JBR」の由来でもある。*6
 JBRの発言から神の撲滅とブックワールドを滅亡させ真のエンディングを迎えさせることが目的の組織である。
 モララー宗主国と複数組織の連合であり首領は「SJS」*7ではなく「S」という謎の人物である。
  • スキル
・主に白銀・藤原両一族が使う超常の力のこと。彼らが神とも称されるのはこの力を集め、自由に使うことが出来るからである。
 ただし一族に固有という訳ではなく、魔王ナナのような放浪者に加え、原典人でもスキルを持ち使用法を理解していれば使用可能。
 スキルを得る方法には
 ・原典での取得方法に則り、修行したり道具を利用する(例えば巨人であれば、原作通り継承者を捕食することで取得可能)
 ・見稽古などスキルを得られるスキルを使う
 ・スキルを持つ原典人の死体から発生する(藤原一族限定)
 などがある。詳しくはこちらを参照。
  • セカンドプロジェクト
ピップデやらない夫(ダークナイト)が魔王から聞いた計画。
計画の達成にはやらない夫が子供を作り続ける必要があるらしい。

た行

  • 多世界循環プロジェクト
・前作「白饅頭は人類絶滅の夢を見る」にて登場した計画。
 滅びた地球から月に逃れコールドスリープした人類を仮想世界で半永久的に過ごさせる計画。
 白饅頭のオリジナルをはじめとする管理者たちはこれを保守点検するロボットの点検とこれ自体の点検を行っている。
 読者から度々ブックワールドとの類似性を指摘される。
  • タチコマ語
・初代やる夫の作った機械が話す言葉。解読法はタチコマ語を参照。
  • 地球タイプ
・原典世界の広さを指す言葉。藤原アルタイル命名。大まかに分けてワールド、国家、地方の三タイプがある。
 宇宙まで含めてすべてある物から一つの街しかないものまで原典により様々。
  • 月(ユグドラ)
・インデックスを首班とする神樹教団の根城。常識の通用しないことで定評のあるユグドラ内で最もヤバい場所。
 本土以上に命の価値が無く、人体実験や死体の放置も普通で完全に倫理観がぶっ飛んでいる。
  • 特異点
・主人公のこと。世界の中心になっている存在でこれが死ぬとブックワールドは崩壊しリセットされる。
 逆に言えば特異点さえ生きていれば何をしようが世界は崩壊しない。
 対象が子を成すと特異点としての性質は子に受け継がれる。

な行

  • にょろん
・にょろにょろと喋る謎の生き物。数少ない食える肉という事で北の人間には重宝されている。

は行

  • 墓場
・仮想空間に作られた世界のあだ名。身元受け取りを拒否された犯罪者やニート、老人を収容する現代版姥捨て山。アマゾンの別作品「やる夫はネカマになるようです」の世界観とリンクしている。
  • ハンター
・基地の外に出て採集活動を行い生計を立てている人のこと。主な収入源は電線などの金属やパソコンなど旧時代の遺物。
 統合世界にもハンターと呼ばれる職業の者が居るが、こちらは冒険などが主任務である。
  • 藤原一族
・漂流者のうち、藤原千花を共通の祖先に持つ一族のこと。似た存在である白銀一族との決定的な違いとして原典人の死体から発生するというのがある。
 こちらはユグドラ系(ふじみ系)とそれ以外に大別され、前者は白銀系に近い性格をする者が多い。
 一般に白銀一族よりも危険とされており自己中心的で殺戮や破壊を好むものが多い一方、一族としての繋がりは白銀系よりも重視する傾向にある。
  • ブックワールド
・版権作品を基にして生成される世界。(一族やユグドラ人は原典世界と呼ぶ)
 やる夫を育成する「本世界」はブックワールドを改変して作られる様子。*8
 誰が何のために作ったのかいまだに分かっていないが、ルーミオたちは本世界で使うキャラクターの育成・回収のために使用している。
 また、前述の本世界のベースになっていることや四宮かぐやが原作の鉄華団を引き抜いていることから少なくともかぐやGM時代から存在している。*9
 なお御行は「かぐやが降ろされて以降ブックワールドが発生した」と解釈しており御行の死後3000年経過したユグドラでもその解釈が伝わっている。*10
 特徴として
 ・必ず主人公が居り、主人公無くして世界は存在しえない。
 ・もとになる作品によって世界の広さが異なる。*11
 ・必ず終わりがあり、終わりを迎えるとすべてがリセットされる。
 ・終わりを迎えるまでの期間は原典ごとに違う。*12
 ・時間の流れる速度は世界によって異なる*13
 などがある。
  • 変異
・食物などに含まれるウイルスによって引き起こされる外見の変化。猫耳のような可愛らしいものもあるが大抵は化け物にしか見えないような悍ましい
 姿になる。
  • 変身
・スマートフォンを使うことで友奈の姿に変身する能力。JBRのような高位の一族でも存在を知らない場合がある。
  • 放浪者
・記憶を維持したままいろいろな世界を回る者のこと。白銀や藤原はこれの一種。
 一族以外の放浪者には魔王ナナやダークナイトやらない夫が居る。

ま行

・世界線によって異なる。最初のやる夫が作った南はやる夫を中心にした妖異・機械らによる連合体で、パパやる夫の方はやる夫・ルーミア・ルーミオの
 三人家族だった。
  • メイザース王国
・白銀御行(やる夫・B・メイザース)死後に成立した王国。建国者はグウィネヴィア・B・メイザース。リゼロ世界の全土を領土にしている。
 技術力・生活レベルは中世程度。また、ユグドラとは異なり国民は基本的にうつつを持たない。
  • モララー宗主国
・現実世界の誠の残骸である白饅頭の治める国。詳しくはアマゾンの前作「白饅頭は人類絶滅の夢を見る」を読もう。
 これまで単なる誠の温情で残されただけの残骸だと思われてきたが第295話*14にて何か存在意義がある事が仄めかされた。

や行

  • やる夫フィルター
・やる夫と名付けられる事で、うつつが見える目に対して特殊なフィルターが掛かる。その暫定的な名称。
このフィルターを通して見る事でうつつが無いモブ、いわゆる猫などにもうつつが補完されて見えるようになる。
但し目の深度が深い場合、フィルターを貫通して猫のままに見える事もある。
  • ユグドラ帝国
・白銀御行(ロボ)亡き後に成立した国で、国名はユグドラシルに由来。白銀一族を「皇家」とする帝政国家で領土は地球全域及び月。
 当初は藤原系の「皇家」もいたが今では途絶えている模様。しかし始祖御行の血は引いている為、「皇族」として市民からは崇拝の対象にされている。
 戦争はおろか外国という物が建国以来三千年以上存在しなかったこともあり、国軍が存在しないうえに戦争を野球だと勘違いするなど、極度の平和ボケ国家である。
 神樹を崇める神樹教を全国民が信仰している。また、原典と違って確かな歴史を築いてきたことに強い誇りを抱いている。
 基本的に温厚な国民性だが、皇家を否定したり侮辱したりするのは御法度。
 スキルのお陰で蘇生が可能なため、命の価値は低く麻薬や劇物も快楽を得る手段として普通に売られている。
 人口は13億とされているが、これは2000年前にとられたデータに基づいている為確証はない。*15
  • 妖異
・普通の人には見えない存在。基本的に無害だが時に食べ物を奪われたりする。
 崩壊世界の文明が崩壊する以前から存在していた。
 文明が崩壊する以前から存在していた。

ら行

  • ライナー
・藤原のおやつ。なお彼から得られる巨人化のスキルは一見強そうだが弱点が明白すぎるため、知らず藤かどうかを見分ける指標の一つにされている。

わ行


A-Z

  • GM
・世界を管理している存在。上位存在から白饅頭を殺すためにやる夫を生み出すよう命令されている。
 実際にルーミオがかぐやに成り代わっているため、詳細は不明だがこの地位を簒奪することも可能であるらしい。