アマゾン ◆OZcRL0X5xE、◆EYA4Qm3Rn.、◆7BzL13s5r6さんの作品に関するまとめWIKIです。


あ行

  • アージー
・新世界における人種の一つ。
 現実世界でいうところのアジア人に相当し、アージー国家としては日ノ本、中つ国、紅魔国などが存在する。
 ヨーロッパ人に相当するヨールドから一段低くみられており、ゲーレス王の即位式では後ろの席次に回されるのが当然で、
 庶民レベルに至ってはアージーがヨールドに話しかけても拒絶されたり無視されるのが当たり前のようである。
  • アリタリー
・新世界の国名の一つ。
 モララーの新世界進出辺りまでシチーリア王家が600年間治めていたが、先代の王が王命を譲渡(=経験値を譲渡)しなかった為に王家は断絶。
 ポリーナ公爵家が次期王家となったが、それまでに銀行破錠などの混乱が起こり、国は揺れている。
 モララーとトゥスクル国がある島はアリタリーの領海内にあり、衝突は避けられないと思われる。

か行

  • 傀儡
 ・スキルによって作られる人形。
  ある程度形は自分の意志で創造することができる。
  傀儡スキルには種類がいくつかあり、自らが変身するもの、自らの意志を入れて操るもの、ただ道具や人形として操るものなどがある。
  自らが変身するものはふんばりと同じ特徴を持ち一度撃破されても本人は傷を負わず解除される。
  自らの意志を入れて操るものはダメージを全く受けず傷も負うことがない。(ただしこれは旧作での設定で絶対ではない)
  道具や人形として操るものは今のところもこっちの戦車や戦艦、迫撃砲(長門有希がよしか戦で使用)などで個人によって様々。
 ・通常は、《株価が上昇することから》登場人物の評判がよくなった場合に「株が上がった」などと表現する。
  しかしアマゾンのスレにおいては逆転現象が発生し、あらかじめ評価が良くなりそうな登場人物の株を購入する動きが見られる。
  その中でも特に人気のある銘柄は「凛ちゃん株」であり、史上最多取引銘柄として名を馳せている。
 ・黄金。鉱物のひとつ。  
  モララー国では豊富に採れ、また時間を置くと採取場所の同じ位置に復活する。リスポーン期間は五年。
  そのため黄金がふんだんに用いられた装飾品でも、通常の服飾品と同程度の価格で購入できる。
  一方壁の向こうの新世界では黄金は非常に貴重で、通貨にも極僅か(金貨全体の5%)含んでいれば成り立ってしまう。
  更に通貨の保証が「国のトップのレベルに依存する」という不安定なもののため、紙幣はあるが信頼が薄い。
  よって新世界での国際的なやり取りでは黄金は必須であり、国外への持ち出しは国家反逆罪に該当する。※1
  ※1:アリタリーでの法の場合。他の国では違う可能性も有り。
  • クマー
 ・新世界編より登場した新種族(モンスター)。
  人類に従属している珍しいモンスターで、ほかのモンスターからは「裏切者」として扱われている。
  ヒエラルキーはダリプシーよりも上位に置かれるなど人類からはそれなりにいい扱いを受けていたようで、人間社会に対する帰属意識はかなり高いようだ。
  反面、ゲーレス船から保護されモンスター国家預かりになりかけた際に、モンスターとして扱われることに対する強烈な不満と差別的な心情を叫ぶ。
  モンスターは滅び去るべきとまで言い放った結果、モンスターである陛下を侮辱されたと考えたエリオの手によって皆殺しにされた。
  他のモンスターと異なり口頭による人間との意思疎通が可能。
  • 軍属
 ・我々が生活する現代日本においての定義は"軍人ではないが、軍に所属する民間人"。
  しかし、言葉の定義が幾らか歪められて伝承されている作中では、"軍に所属している軍人"のこと。
  項を分けてそれぞれについて記述する。
    • 第一部の舞台の一つである新日本政府防衛省傘下の軍事組織、正式名称"日本連合大隊"、若しくはそれに所属する者のこと。
      • いわゆる現代軍事の専門知識が(おそらく)伝承されていない作中世界では、単純に軍人さん(たち)という意味合いで軍属と呼びならわすことが多い。
      • 発足当初は単純に一般人の脅威となる外敵、主に後述する人鬼と戦うことを求められていた。
      • リメイク前の本編無印主人公らが跳梁跋扈した白饅頭事件後、国内の地域安定の役目も求められるようになり、国内に分散して駐屯地を設け、警備の役目も負っている。(外警備と呼ばれる)
      • 駐屯地の上位役職はそれこそ白饅頭の再来のような不測の事態にも緊急対処できるよう、それなりの実力者であることを求められる。
      • この駐屯地の巡察と、おそらく中央政府防衛省の辞令によって編成される討伐隊制度によって国内の防備をはかっているようだ。
      • と同時に、作中世界での人類側の実力者というのは素質に負うところが極めて大きく、結果として若年者が頭角を現してそのまま軍属全体の平均から突出してしまうことが多いため、突出した若年者を駐屯地の適当なポストに宛がい、エリートとしての振る舞いを早期に叩き込む実地教育を行う側面もある。
      • 各駐屯地に配属された人材であっても人事権は文民である中央政府にあり、人鬼襲来で後方駐屯地から最前線に派遣されることもありうる。
      • 文民統制の原則から軍属の構成や活動内容は透明化、情報公開が常に求められており、これらに対しやや過剰に脅威と見做されている自身の境遇に不満を持つ構成員もいるようだ。
    • 作中舞台の一つであるモララー宗主国、その宗主国王直下の軍、若しくはそれに所属する者のこと。
      • モララー宗主国の成り立ちは新日本の一地方における武装蜂起であり、新日社会の誤謬をそのまま受け継いでしまったことから同種の定義もまた引き継がれたと思われる。
      • 軍権は一貫して宗主国王の手に握られており、このため極めて迅速な意思決定が可能。結果人類側は幾度となく、類を見ない大規模な物量を一番嫌なタイミングで電撃的に側背から叩きつけられることになる。
      • 前田とかげを祖とするとかげ族が主な戦闘要員として、白饅頭の手によって作成された人型に限らない多様な眷族がオペレータや教育、兵器開発や資材調達陣地構築を含めた主な兵站要員として構成。
      • このうちとかげ族は特に新日本政府と同じく文民統制を旨とし、政治への不干渉を不文律としているようだ。
      • 徹底した現場主義と実用主義に裏打ちされた軍属は新兵器開発やドクトリン研究に熱心であり、組織化され規格化され統制された職業軍人の様相を呈している。
  • 経験値
 ・作中世界における基本概念の一つ。
  基本的な概念は一般的なゲームのそれとほとんど同じで、
  欄を持つ存在(人間やモンスター、眷属など)が同じく欄を持つ存在を何らかの手段で殺害・破壊すると、相手の持っていた経験値を入手できる。
  そして経験値を一定量以上得るとレベルが上がり、ステータス値の向上や新スキルの付与といった様々な恩恵が得られる。
  作中世界ではステータスやスキルによって個人の戦闘力が決定し、ひいてはそれが国家の防衛力や国家の信用そのものに直結するため、ある種の戦略物資のような扱いがなされており、
  モララーでは昔から今に至るまで人畜の育成を行うことで経験値を入手。新日本では魔鉱というモンスターがスポーンするダンジョンが経験値取得の場として使われていた。
  新世界ではその扱いは更に強烈で、魂狼という経験値を入手するための生き物が存在するほか、「王命譲渡」と称した高レベル保持者の後継者による殺害が伝統として存在している。
  これは王以外も同じで、各地の領主や貴族も家督を相続する時に親を殺し経験値を受け取る。後継者は女性指名が多いようだ。
  モララーでも王・皇族は経験値継承を行っているが、ステータスで後継者を厳選するため親殺しになるとは決まっておらず、事実よしか7世は実の親から継承したわけではない。
  しかし8世は実子相続なので心のケアが心配されている。直接継承なのか、間に眷属を挟んでの間接継承なのかは不明。
  • 血統壊し
 ・斉藤凛と御坂美琴の子孫であり、同じ血を受け継ぐ凛シリーズと御坂シリーズが皇族から外された理由であり二つ名。
  凛一族と美琴一族は強力な優性血統を維持しており、子供は両者と同じ外見になる。能力値はスキルは不明。
  流石にとかげ族の血を壊す事は出来なかったらしく、トカゲと交われば子供はトカゲになる。
  何らかの加護をGMより与えられていると思われるが……?
  • ゲーレス
 ・新世界の国名の一つ。
  列強の一つに数えられている。人口15億。作中では名称からイギリスだと推測されていた。
  ゲンジマルは杏の最強国かという質問に国によって一長一短であると否定していたが
  他のダリプシーやモンスター曰く、ゲーレス女王は人類国家の最強であり最高峰とのこと。但しモララーにとっては寿司。
  ゲーレスは1200年の歴史を持つ。
  しかしアリタリーが、600年続いたシチーリア王家はゲーレス並みの歴史を持つと言っていた為、王家の歴史(王命継承年月)自体は半分かもしれない。
  国連の本部がある。国家認定した国にかなりの分担金を要求しているらしい。
  • 眷属
 ・白饅頭が作ったモンスターの総称。
  白饅頭がスキル眷属作成で血と土から作ったモンスター達のこと。
  詳細は眷属を参照。
  • 眷属化
 ・寄生魔(リメイク前名称ガナード)で人間やモンスターを洗脳した状態にすること。
  • 眷属作成
 ・血と土からモンスターを作るスキル。
  作られたモンスターは作った者に対し忠誠や愛情が植えつけられている。
  また作られたモンスターは作成者の作成時の精神状態に影響を受けた性格になる。
  • 眷属複製
 ・モンスターをコピーするスキル。
  コピーしたモンスターはコピー元と同じモンスターであるが性格やレベルは引き継がれず、レベルは全て1であり性格も多少似るが元とは完全に別物になる。
  複製された存在はある程度の忠誠心が生える。パパー的な。
  元のモンスターによって複製にかかる時間は異なる。条件は不明。
  • 紅魔国
 ・日ノ本の友好国。元首不明。王女はめぐみん。アージーの小国
  種族特徴として何らかの隠れステータスを有している民族。
  気が早いとは思いつつ、娘であるめぐみんが即位式を想定するほどには女王の体調が芳しくない。
  筈だったが、かーちゃんは元気になったようだ。恐らくモ、日本から万能薬を与えられたのではと推測される。
  • 金剛牛
 ・三部より登場。
  人畜を1000年間品種改良を続けた結果出来上がった戦略物資。経験値は百。
  牛に人間の髪が生えたような外見をしているが、脳内までは変化がなかったようで人間と同じ知性を有す。
  いかなるスキルの賜物か、子供達に囲まれ死を悼まれながら終わりを迎えられるという、幸福な夢を見ながら安楽死を与えられる。
  描写からすると仮想現実、マトリックスのような世界で結婚し、子どもを産むという、架空の人生を送るのだろうと推測。
  これは元人畜であったネオのかがみが廃止を訴えるも叶えられず、妥協案として穏当な方法で処理する事になった結果の処置だと思われる。
  最期の処理をする際は恐らく機械型の眷属である薬殺液を使う。
  長年の品種改良の結果、ステータス欄まで変化している。具体的な記述は未出だが、既に種族欄は人類ではないのだろう。
  ちなみに美味しいらしい。
  • 金剛組
 ・モララー宗主国の食卓を支える最大手精肉業者の、スレ住民内での呼称。
  • 魂狼
 ・こんろう。三部より登場。
  新世界の人間がレベル上げに用いる。お金での売買も行われている。
  詳細はまだ不明。モララーでの人畜みたいなもの?

さ行

  • シアーロ
 ・新世界の国名の一つ。
  作中では名称からロシアだと推測されていた。列強国の一つ。
  • 銃砲
 ・作中世界では伝承の中にしか存在しない武器の一つ。(厳密には銃砲という単語は作中で登場しないし、本来それぞれ違うものであるが)。
  この世界では石油石炭や火薬のような物資を生成するための資源がなく、よって厳密には我々の知る原理での銃砲は存在しない(ことになっている)。
  その原因等については作中作外問わず諸説乱れ飛んでいる。
 ・白饅頭軍における主力兵装の一つ。装備とも。白饅頭の手によって作られたモンスター、機械型眷属。本作における独自概念の一つ。
  眷属の仕様については眷属の項を参照。
  発明経緯等はリメイク前10話を参照。リメイク後本編における初出もおなじく10話となる。仕様詳細は15話。
  遠距離スキルを付与された銃砲の形状を持つモンスターが攻撃する、という形式を採ることによって、疑似的な銃砲の機能を再現することに成功した。
 ・銃砲に攻撃させると、銃砲の素早さに依存した速度で、銃砲の攻撃力に依存した与ダメージの、銃砲の精神力で構成された弾頭を打ち出すという仕組みになる。
  銃砲がスキルを行使したとするログ表示は発生しない。おそらく銃砲の銃撃は全て通常攻撃でありながら、同時にスキル扱いになるものと思われる。
  それゆえにスキルの影響を受けない特性を持つ素材/構造物には、その耐久の有無に関わらずその破壊力を発揮できないという特異な弱点がある。
  精神力を打ち出すスキルであるため、精神力が尽きると攻撃できなくなる欠点を持つが、精神力を回復させるスキルを持つ眷属と組み合わせることで克服している。
  この弱点は鹵獲される状況を想定した場合、白饅頭側にとっては都合のよい点でもあった。
 ・他スキルと同じように銃弾は命中させねばならず、この点で使用者には技術が求められ、銃砲には一定以上の素早さの能力値が求められる。
  その性質上、発砲に伴う銃声は発生しないと15話で登場人物によって解説されている。実際、作中では発砲音が無音で着弾音のみ表現されていた。
  25話までは上記の表現がなされていたが、そこから約5年の準備期間を経た大山蜂起直前の30話では発砲音と着弾音の描写が別々に発生するシーンが描かれた。
  なんらかの理由と技術革新で発砲音が付与されたと思われるが、原理的にはサイレンサーなしで無音発砲が可能なようだ。
 ・上記のように、本来の原理や機構でなくとも目的とする効果や結果を再現させた経験とその分析が、白饅頭の技術研究の土台となっていった。

  • 種族特徴
 ・隠れステータス。新世界で出てきた概念。
  ゲーレスや紅魔族など、多種多様な民族が保有している。
  詳細は不明だが、ゲーレスはこの隠れステータスを利用しているらしい。
  モララーが作った偽装国家の日本人は種族特徴として翻訳の力を持つという事になっている。
  • 新世界国土
 ・モララーが正式に決定した新世界の名称。通常は略して「新土」と呼ぶ。
  名付け親は暁美大臣。およそ120億の総人口がある世界であり、日本人の召喚元である始祖の世界より広い。
  国家は別として世界の歴史は共通して5千年であり、キーワードとして始祖という言葉から
  作中では日本人と同じく旧世界からの召喚者であると推測されていた。
  • 人畜
 ・文字通り人間を家畜化したもの。経験値や食品として子を産み殺されるただ搾取されるだけの存在。
  のちにその系譜は金剛牛へと繋がって行くこととなる。
  • スキル
 ・作中世界で人間やモンスターへと付与されている特殊能力の総称。
  能動的に発動させるものから自動的に発動するもの、果てはデメリットそのものの制限でしかないものまで多種多様。
  個々の性能等の詳細はスキルのページを参照。
 ・作中世界に遺伝子そのものが存在するかどうかは定かでないが、遺伝という概念自体は存在し、祖先に付与されたスキルが子孫に付与されることも珍しくないようだ。
  そうした傾向からおそらく帰納法的なアプローチにより、幾つかの定説が作中世界で導かれている。
  例えば偵察スキルを獲得した人物は、それ以降どれだけ経験値を積んでレベルを上げても戦闘向きの成長をしないと考えられている。
  優秀な軍属の子は、同じく優秀なスキルや能力値成長をするとも考えられている。
 ・上記の性質や、スキルが生身の人間に備わった強力な兵器としても扱われることから、作中世界の人類社会は現実世界のそれと較べて一種独特な発展を見せることが多い。
  第一部当初では現代日本を下敷きにした社会制度下のためか、戦闘能力を持った人物を軍属として給与や社会保障等の条件面では高待遇で迎えるいっぽう、
  動乱を起こし得る脅威として自由や権利を制限されがちでそれゆえに社会的にも低い階層として扱われていた。
  第三部当初では中世封建制度を下敷きにした社会制度下のためか、戦闘能力の追究や累積が国体や通貨安定を裏打ちする政策として成立し、
  それゆえにある種の特権階層を形作っているようだ。
 ・いっぽうで、両親のどちらの形質も受け継いでいない極めて特殊なパターンのスキル獲得や能力値成長を果たすこともあり、先祖返りのような特殊な発現や、
  たまたまそれまでの血族の全てのいいとこどりをしたような構成が生まれることもある。
  作中ではその理屈でも説明がつかないような新スキルが生まれる事態も発生し、これを作中人物の一部は神、若しくはそれに準ずる何かの作為と捉えているが……
  また、稀に遅咲きの才能もあり、序盤では一見ぱっとしなかった人物が、レベルアップによる新攻撃スキル習得で一気に躍進したりする事例もあるようだ。
 ・作中唯一の例外として、白饅頭だけは前述の"眷属作成"スキルにより、遺伝を持ちようがない純粋種眷属に任意のスキルをデザイン、付与することが可能。
  (ただし、内容は若干の制限がかかる)
  これにより、"細胞活性剤"のような独自スキルによる技術革命、人間ベースの種族交配に因らないスキルの大量生産に裏打ちされた共通規格化を実現させた。
  • 寿司
 ・米飯と主に魚介類を組み合わせた日本料理である。
  しかしカッパ巻き、稲荷寿司、ゲーレス女王の肉を使用した寿司、など必ずしも魚介類である必要はなく様々な食材が用いられる。
  • スルターン
 ・新新世界の国名の一つ。
  中東だろうと考えられる。
  • 戦争
 ・食材確保の為の一手段。
  • 洗脳
 ・寄生魔のスキルによって、白饅頭に対する服従心を植え付ける。詳細は洗脳・ノーマル・ネオを参照。

た行

  • ただいま
 ・本来の日本語では帰宅した側が発する挨拶。
  新日本では、出迎える側も同じよう挨拶する姿が数回見受けられる。「おかえり」は使用されていない。
  おそらくは、作中でお父様が言っていた「間違って伝わっている日本語」の一部。
  • ダリプシー
 ・ケモ耳を持つ種族。新世界の中でも最下層の階級に位置しており、家畜と同様の扱いを受けている。
  その民族意識は、「壊された民」という自称に象徴されるように相当低い。
  パンも食べられず、荷物運び、掃除、パコパコなどあらゆる仕事をさせられ、彼女たちにとってお勉強とは即ち体位である。
  但し愛玩用のペットは別で、パンも食べられるし仕事はパコパコだけ。よって一般のダリプシーはペットを強烈に妬み恨んでいる。
  両者は肉体においても違いがあり、モンスター曰く、ダリプシーは内臓が一番美味しいが愛玩用のペットは不味いらしい。
  ゲーレスのみならずモンスターにも家畜と認識され、モンスターによっては優しくしてやれと言われるほど憐れまれている。
 ・鉄。鉱物のひとつ。戦略資源として管理されている。
  鉄はスキルによる干渉を受けないという特徴があり、檻を作ればテレポートでも抜けることは出来ず、剣を作ればスキルによる防御で防ぐことは出来ない。
  但し広範囲攻撃のスキルを防ぐには、全身を隙間なく鉄で覆う必要がある。
  第二部では全身甲冑に身を包んだとかげがモララー正規軍とされ、日本軍を恐れさせていた。第三部でも甲冑とかげは健在である。
  モララーにおいては、鉄に限らず鉱物は掘り尽くした後、時間を置くと同じ場所の同じ位置から再び採れるようになる。リスポーン期間は五年。
  新世界での鉄がどうなっているのかは現時点では不明である。
  • トゥスクル
 ・ゲーレスから流れ着いたダリプシーが作った国。
  元々はゲーレスの貨物だったが、船が嵐にあい沈没。好機を逃さず乗組員を殺害し、たどり着いた無人島で生活を送る。
  200人ほどのダリプシーの村を建設し、その後国交を結んだモララーが国家として承認した。
  後にゲーレス女王の戦艦に乗っていた200人の労働用ダリプシーが連れてこられ、難民として追加される。合計四百。
  • とかげ族
 ・お父様と出会いモララー軍の中核を成すようになったモンスターの一族。
  モララーとかげ族の始祖たる前田とかげは手が人間の形をしており、性器がない一族の落ちこぼれだった。
  お父様の眷属複製により複製され、その中の1匹になぜか性器があるもの(後のかに一族)が混じっており人間の子宮を利用して増えることとなった。
  一族はすべて♂であり人間の女を孕ませ子供を産ませ、子はすべてとかげ族となる。
  スキルを覚えないという致命的な欠陥があり、その上レベルまで上がりにくく、暁美桜に役立たずとまで言われた。
  しかし非常に高い忠誠心と銃、鉄装備により活躍する。
  世界中探しても始祖前田とかげが追放されたというとかげ族の集落は見つからず、本当の出自はわかっていない。
  モララー建国後1000年の間に数を大幅に増やし、現在では一億の軍団と化している。よしか7世曰く、彼らこそがモララーの本命。自分たちがおまけとの事。

な行

  • 中つ国
 ・新世界の国家。ゲーレス並みの歴史 ゲーレス以上の人口を養う大国。
  よって歴史は1200年、人口は15億以上であると考えられる。
  日ノ本人曰く異常に態度がでかく、尊大。朝貢として何かと供物を要求し、周辺国には尊大に接する。
  しかしアージー人種内で一番の大国である事は確かで、中つ国なくばアージー国に立つ瀬がないのも事実。
  ちなみにヨールド人は他の人種を見下しているので買い物も自由に出来ないが、国力が大きい中つ国は多少許されている所があるらしい。
  大国であるが列強国ではないようだ。
  元ネタは語るまでもない。
  • 肉まん
 ・プレミア肉と金剛牛肉を合い挽きして皮に包んで蒸したもの。モララー宗主国において贈答品として喜ばれる。
  • ネオ
 ・洗脳された者の内、記憶改変が不可能なものを指す。
  詳細は洗脳・ノーマル・ネオを参照。
  • ノーマル
 ・洗脳されたものの内、記憶改変が可能なものを指す。
  詳細は洗脳・ノーマル・ネオを参照。
  • 能力値
 ・RPGを模してデザインされたとおぼしき作中世界の、登場人物にそれぞれ設定されたパラメータのこと。
  体系だった説明の初出は無印(リメイク前)14話。
  耐久力、攻撃力、素早さ、精神力、運、この5つからなる。
    • 耐久力
      • 頭、胴、右手、左手、右足、左足のそれぞれに設定されたヒットポイントのようなパラメータ。
      • 耐久が破壊されない限り、外部より受ける殆どの危害から不可視の保護を受ける。
      • 例えば顔面に刃物を突き立てても、耐久が残っている限り負傷も痛みも発生しない。
      • 耐久が破壊されれば、殴れば打撲が、切りつければ切傷が当たり前に発生する。
      • 爪や髪の毛には耐久が存在せず、あくまで血の通っている部分のみ。
      • 局部にも耐久は存在するが快楽は感じられる。破瓜は普通に痛い。
      • 頭と胴さえ残っていれば生命活動に支障はないとされている。
    • 攻撃力
      • 攻撃行動を行う場合のダメージを決定する際に参照されるパラメータ。
      • 高い方が望ましいが、ただこのパラメータだけが高ければよいという扱いではなく、このパラメータを倍加する役割のスキルにも恵まれなければ、戦闘向きとは言えない。
      • 攻撃力の高さとスキルの威力、物理的な破壊力は比例しない。あくまで耐久を削り取る数値上のダメージ量が増えるだけである。
      • 後述する運とは、ある意味対になる能力値。
    • 素早さ
      • スキルの素早さやスキルの攻撃速度を決定する際に参照されるパラメータ。登場人物の運動能力には影響しない。
      • スキルのダメージ計算や効果範囲にも影響を与えないとされている。
    • 精神力
      • スキルを使用するために必要な精神力の残量を表すパラメータ。
      • 消費精神力を軽減するスキルなどの存在もあり、これについても、やはりこれだけが高ければよいという扱いではない。
      • 精神力が切れた場合、一日経過か睡眠で自然回復する。精神を回復させるスキルもある。
      • 自らが攻撃を受けた際に受けるダメージを減少させるパラメータ。
      • ダメージの減算処理は運を最大値にした一定幅の乱数の参照であり、低レベルだと文字通り運が悪ければほとんど効果を発揮しないままダメージを素通しすることもままあるもよう。
      • 乱数の下限幅がダメージを上回る場合(つまり、圧倒的に被攻撃側運が攻撃側与ダメを上回る場合)は、それぞれのダメージの種類に応じた最低固定ダメージが発生する。
      • この運の仕様とスキルで紹介されている"ふんばり"、そして攻撃力過多気味のスキル仕様のため、高実力者ほど泥仕合にならず、短時間で決着がついてしまうことが多いようだ。

は行

  • 覇王の資質
 ・モララー女王となる為に必要な才。
  よしかの傀儡変身、幻想殺し、完全防御、ふんばり、上乗せ、選択カウンターなどのスキル所持や高ステータスであることなどが考えられるが
  現時点では明確な条件は判明していない。
  • 人鬼
 ・ひとおにと読む。人類の生存圏の外に存在し、時折攻め寄せてくる外敵。
  経験値数千クラスの難敵であり、これとの戦いは一般人はおろか戦闘行為を専門とするはずの軍属であっても命を落とすことが少なくない。
  逆に言えば、人鬼と戦って生き残れるほどのセンスと素質、スキル構成を併せ持っていれば、周囲が脱落していく中経験値を寡占し頭一つ抜けられるということでもあった。
 ・苛烈な実戦を伴う人鬼の襲来は軍属にとっての晴れの舞台でもあり、この襲来に対して招集されれば応じることが、軍属に課せられる大きな義務の一つでもある。
  人鬼と呼称されてはいるが、人間味の薄い容貌をそなえた、パラメータを削って倒せば出血も何もなく消滅する、実に現実味のない存在。
  この現実味のない存在と相対し現実離れしたダメージのやりとりを経て、現実に命を落としたり腕や脚を欠損させる落差が、作中人物の一種独特な価値観の醸成に一役買っていると思われる。
  表情グラフィックでは瞳が描写されない。彫りの深い洋風の顔立ちで、頭髪の色も日本人の黒一色に対し、赤や金もあれば黒もあるもよう。
  意思疎通の余地がないこともあいまって、単一民族で形成された新日本においては非常にわかりやすい異質な存在として認識されていたようだ。
 ・人鬼の襲来は我々の世界のゲームで例えると、数年に一度発生する、数か月から半年に及ぶ長期特殊イベントのようなもの。
  イベント期間中、作中世界の昼時間に人鬼領と見做される人類生存圏の防壁外に涌き、倒せば再出現を繰り返す。エリアやゾーンごとに強度が設定されており、夜時間になると消失する。
  人類を敵と見做しそれ以外には目もくれず襲いかかり、低レベル帯でも能力値合計が1万を超え、高レベル帯では能力値合計が100万を超え、更にスキル使用も行う個体も存在するようだ。
  • 日ノ本
 ・新世界の国名の一つ。この世界における日本枠。読みは「ヒノモト」。
  アージー人種の小国の一つで、元首(称号不明)は織田信奈。レベルは不明だが少なくとも8世ちゃんより能力値が低い。
  現実とほぼ同じ形をしているが広さは不明。少なくとも現実より広いとされる世界地図では形を確認できない。
  幕藩体制を敷いており、世襲の武家と非世襲の官僚によって政治・行政が行われているが、津軽藩等、官僚おいていない藩もある。
 ・ゲーレスに北海道を奪われており、返還交渉をするも何代も騙され続けてきた。
  直近でも前代のゲーレス女王ネロ相手にはけんもほろろの扱いを受けており、今代のジャンヌは公明正大と聞いて期待している。
  中つ国に朝貢もしているようだ。
  国連で国家認証を受ける時も散々な目にあったらしい。
  紅魔国とは友好的な関係を築いており、その他小国との関係も悪くないようだ。
 ・お人好しな者が多く、モララー偽装国家日本の無警戒さ、無防備さを利用するよりも、忠告し他国に騙されないよう教師役になる道を選んだ。
  その結果モララーに新世界の情報を取得する為に利用され、国連で日本が国家認証を受ける際の保証人にもされている。
  なんだこの可哀想な国は……
  • ブラーア
 ・新世界の人種。恐らくアラブ人。
  • フラウス
 ・新世界の国名の一つ。
  作中では名称からフランスだと推測されていた。列強国の一つ。
  • 陛下
 ・白饅頭のモララー国における代名詞。
  モララー人にとって「陛下」の呼び名は唯一絶対のものであり、たとえモララー王家に対してであっても使用することは許されない。
  • 平和
 ・ゲーレス王をなます切りにすることは食材調理でしかないので平和である。
  • ホロ型
 ・眷属の中でもけもの耳やしっぽを備えた獣人タイプのもの。第三部にてダリプシーの登場に伴い、呼び方が判明した。
  ダリプシーと外見的特徴が似ているため、交流のためにトゥスクルを訪れたり、キャスターを大使として任用している。
  反面、被差別階級として、事情をしらないゲーレス人には見下されることもある。
  • 翻訳能力
 ・新世界でモララー人に与えられた力。
  厳密には能力というよりそういう設定、あるいは自動翻訳機能と言った方が正確かもしれない。
  日本語以外の言語話者と会話が可能になり、お互いに自国の言葉を話しているように聞こえる。
  対象は人類、モンスターを問わないが、新世界でも相手がモンスターの場合は寄生魔が入っていなければそもそも意思疎通が不可能な点は変わらない。

  ただし単純に外国語を全て理解できるという意味ではなく、例えばモララー人同士の場合は翻訳効果が働かない。
  よって日本語しか分からないモララー人に別のモララー人が外国語で話しかけても日本語として理解する事は不可能。
  この法則を利用して郁古は見知らぬ相手にフランス語で話しかけ、相手が理解できたためモララー人ではなく外地の者だと即座に見破った。

  杏がゲーレスの航海日誌を読んで日本語に見えた事からして、文字すらも翻訳されるようだ。
  また、モララーからの手紙を長老のトゥスクルはゲーレス語で書かれていると言った。(トゥスクルはゲーレス語しか読めない)
  つまりモララー人が書いた文字(日本語)も新世界の住人には自分が習得している第一言語の文字に見えるのだろう。
  すると郁古の例からして仮にフランス語を書いたとしても問題ないのではと推測出来る。

  意図的に意味が伝わらないようにした言葉(アナグラム)は伝わらないようで、8世ちゃんがメカッコシカスタカと言っても理解されなかった。

  また、方言は翻訳の対象にならず、解読には苦労する事になる。
  これは日ノ本人以外の方言も同じなのかどうかは不明。標準語のみ翻訳されているのだろうか。
  津軽美琴が不思議がる様子を見せなかった事からして、モララー人の話す言葉も相手には標準語で聞こえている可能性があるが
  単純に日ノ本人の言語がモララー人と同じく日本語であるというだけの話かもしれない。

ま行

  • マーゲル
 ・新世界の国名の一つ。
  作中では名称からゲルマン、つまりドイツだと推測されていた。列強国の一つ。
  • マーメイド
 ・新世界編より登場した新種族(モンスター)。人魚に限らず、深海棲艦等を含めた水棲モンスター群の総称。
  海での戦闘にたけており、かつては海の王者と呼ばれていたらしいが次第に人間より格下の扱いとなった。
  モララー登場後はホームセンターで入手できるドリル等で自身らを武装し、人間と対抗するようになる。
  新世界で使用されている船は未だ木造のガレオン船であり、ホームセンターで入手できる物品程度でも効果は覿面であった。
  結果、ゲーレスの王を戦場に引き出すこととなる。
  • 魔族/魔人
 ・概念初出は第一部35話。
  大山戦直後、「人類から人としての地位をモンスターが奪う」という名分で白饅頭が導入を決めた概念。
  この導入と同時にNPC/PCの区分を廃止した。
  後にモララー宗主国が建国、その数年後国家間外交及び交易が開始した頃には既にモンスターたちに「我々はモララー人である」という認識が芽生えていた。
 ・結果的にはこの制度が、武力蜂起から始まったモララーの国家戦略の転換点を導いたのかもしれない。
  詳しくは作品を読んでいただくとして、モララーの諸々の政策は対外的に「白饅頭の眷属」と「モンスター」と「人間」のそれぞれ全く異なる三つの種族を意図的にモララー人として混同させるように仕向けている。
  しまいには当人たちが当たり前になじみ過ぎ、第三部では当初、周辺国家のいずれもがその三者を同一の利益共同体と認識できないという事態が起こり、モララー側が当惑する羽目となった。
  • モララー語
 ・モララー人の心から叫び。
  アナグラムや連呼の最中に仕込むなど、主に他人に聞かれたくない心情や情報を吐露するときに使われてる。
  それでも気がつく人は気がつくようで、ほむらは「ネホ ラシーム」の叫びに反応していた。
  三部でも8世ちゃんこと刀夜関白殿下がつかっており、描写からこちらは自動翻訳が効いてない可能性が高い。
  • モララー教
 ・モララー教という名前だが、教祖である発起人はトゥスクル人のルルティエ。
  本人は観光名所になれば、という程度の思いから教会を開いたが、それを白井豊音が見初め、扇動。
  教会を拡大し、病気の治療薬等をばらまくことでトゥスクル及びモンスターからの支持が爆発的に広まった。
  合言葉はモッラー モラバル。
  発足当初は「異教徒は殺害」など過激な教義もあったが、エリオのルルティエへの説得により過激思想は緩められた。らしい。
  • モララー王家
 ・初代よしか女王から続くモララー宗主国の王家。
  元は白饅頭がGMにより赤子に生まれ変わったよしかを養子にし
  モララー宗主国の対なのは用の決戦兵器として育て、王家という立場をよしかに与えたことが始まり。
  その血筋は良いスキル、ステータスを持つ者との交配を重ねた結果とんでもなく優秀。
  継承に関しては多数の王皇族の中で選りすぐりの一族を選んでトーナメントを行い、次代の女王を決める。
  よしか8世の場合は覇王の資質を持っていたためトーナメント前から女王になることが決定していた。
  在位女王は80歳になるまでは子どもを作れない。
  また第2部での描写より代々教育係として真紅が英才教育を施していると考えられる。

や行

  • ヨールド
 ・新世界において事実上支配階級にある人種。
  列強国は全てヨールド人であり、特徴として金髪碧眼の外見を持つ。
  人種差別主義者であり、ヨールド人以外全ての人種を劣等民族と見下している。
  作中では名前の元ネタはヨーロッパ・ノルドであると推測されていた。

ら行

  • リスポーン
 ・一度失われた何かが既定の場所で再度出現する現象。一定時間の経過か特定の条件を満たすことで発動する。
  対象は人、鉱物、モンスターなど。
  人間の場合はGMの調整を受けた新しいダンジョン化魔鉱において、モンスターに殺されるかクリアするとスタート地点に戻される。
  鉱物は金、銀、銅、鉄などが5年毎にリスポーンする。その際出現位置は同じ。ちなみに土も元に戻るようだ。
  モンスターは条件が不明だが、恐らく数が減るか時間経過でリスポーンすると思われる。

  ちなみに白饅頭もリスポーン現象は適用されており、死亡した場合、傷が浅ければその場で再生するが、深手の場合はリスポーンする。

  軍属に対し自らが死ねば大山の洞窟にリスポーンすると語ったことがあるが、これは殺されない為のハッタリである可能性が否定できない。
  何故なら白饅頭がこの世界に当初出現した場所は大山の洞窟ではないからである(ただしリメイク後で設定が変わったかもしれない)
  その為、激しい損傷でリスポーンする事自体は間違いないが、実際に描写されていない現状、復活場所は確定されていない。
  しかしそれ以外に情報源がないため、暫定的に白饅頭重症による死亡は大山の洞窟にリスポーンすると既定する。
  
  • 6将家
 ・三部で登場。二部で初陣を飾った初代よしか女王(当時王女)に付き従った9名のうち、ミスマルアキト・白井華琳・矢澤栄吉を除いた入速出桜焔・花咲奏・御坂ヒカリ・御坂美優・立花はやて・緋村ぎんの6人の子孫と思われる。
 ・モララー宗主国内では人間としては数少ないレベルを上げることが許されている一族たちで、女王が戦場に立ったときの補佐が目的。
 ・142話現在で当代として判明しているのは 入即出桜焔家(AA佐倉杏子)と緋村入速出風子。他にAA千石撫子・AA佐天涙子・AAヒカリ・AA南野奏の姿を確認できる。
 ・8世の誕生祝いで入即出桜焔(名前不詳)・御坂(名前不詳)・花咲希・立花うまる・御坂忍・緋村入速出杏までの名前が判明している。

A-Z

  • NPC
 ・体系だった概念説明の初出は第一部第4話。
  当時、白饅頭は自身のスキルを駆使して人目につかないよう地下に街を作り、その街に自身の作った住民を住まわせ、自身の生存/生活環境を構築していた。
  この住民の内、スキル"眷属作成"で作った人型純粋種モンスターを指す。
  人型純粋種モンスターの種族的な特徴は用語集"眷属"項の"人型眷属"を参照。この項では地下世界時代に限定したNPCの特徴について記述する。
 ・地下時代において、後述する元人間に過ぎないPCには任せられない行政やインフラ整備等に携わり、地下世界の運営や政策を支えていた。
 「PCに任せられないような重要な仕事をお父様に任されている」という自負心が極めて強く、その自負心はそのままNPC同士のコミュニティの基盤にもなっている。
  その「重要な仕事を任せられるNPCはPCよりも序列が上」というロジックは「より重要な仕事を任せられるNPCはより重要でない仕事を任せられるNPCよりも序列が上」という形に行き着く。
  全体としてPCを見下しているNPCはそれ故に、軽い職責のNPCを(時には自身をすら)蔑んでしまう風潮を発生させた。
 ・NPCという呼称は第一部冒頭から使われ35〜37話で廃止、以降はPCともども魔族/魔人という呼称に改められることとなる。
  • PC
 ・NPCに対して、寄生型モンスター(モンスターに寄生されただけの、実質ただの人間)を指す。
  モンスターに寄生されている間は人類として数えず、モンスターとして数える政策を白饅頭が採っていたため生まれた概念。
  種族的な特徴は用語集"洗脳"項のBを参照。この項では地下世界時代に限定したPCの特徴について記述する。
 ・地下時代においては、地下では前述した人畜を生み出すリソース源、また白饅頭の眷属作成スキルに必要な血液を円滑に管理/提供させるための家畜のような役割を果たし、
  地上では末端の情報工作要員として扱っていた。
  この観点からPCにおけるいわゆる"ネオ"は情報の漏洩やモンスターへの反逆等が懸念されており、"原則的には"発覚次第処分される慣例ができている。
  家畜に知恵は要らないとするこの方針が、前述した情報工作員としてのPCの需要について、敵の内情や軍事的な情報を探るための内偵の成果を上げられず、
  料理レシピや地上の流行を探るといったレベルに留まる問題をもたらしていた。
 ・"原則的には"としたのは、一定年齢まで極めて目的の限定された運用を意識的に行っている分野があったのが一つ。
  もう一つは地下時代時点では"ネオ"を発現させてもそれを"100%確実に"診断/判定する検査がなかったためか、一定の知能/知性を発揮した事例が露見するまでは見逃していたらしいことによる。
  詳しくは10話3482-3483、及び11話3856-3868参照。
  当時「"ネオ"とは加齢と素質で複合的に獲得した知能/知性が寄生魔の洗脳効果を薄めた結果発生する、レベルアップと同じく、寄生魔の洗脳を無効化する対処すべき症状」と考えられていた。
  つまり政策側にとっては、「ある時点で問題ないと診断されてもリスクは常に潜伏し、経年によって発現しうる」ものだったことから、政策的には対症療法的にならざるを得なかったのであろう。
 (実際にはネオの素質が後天的に得られないこと、及び研究が進むまでは後天的な教育による頭のよさが警戒されたことについては、雑談所13の445にて作者が言及済み)
 ・PCという呼称は第一部冒頭から使われ35〜37話で廃止、以降はNPCともども魔族/魔人という呼称に改められることとなる。

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